涙のワケを。

ページを開いてくださりありがとうございます、ひーちゃんです。

 

先日、高校生を対象とした次世代リーダー育成プログラムの運営をお手伝いしてきました。3泊4日のうち、3日は泣いてました(笑)その涙のワケを、書き起こしてみようと思います。

 

☆プログラム☆

大きく、事務局、サポーター(大学生や社会人)、参加高校生で構成された全体の、サポーターとして、【自己変革】をテーマに高校生のための時間を企画することになりました。

 

実はこのプログラム、2年前にも同じように関わり、苦い思い出で終わっていました。事務局とうまく連携・コミュニケーションが取れなかったり、仕事量をうまくコントロールできずに睡眠時間が取れなかったり、散々でした。憔悴しきって終えました。

 

☆2年の時間☆

あのあとすぐに休学に入り、教育系のNPO団体でのインターンが始まりました。

宮城・熊本・福島3県でを回りながら、中高生の居場所となるフリースペースの運営や学習指導、自分について考えるイベントやプログラムの企画や運営を行っていました。

 

高校生の生き抜く力をどうやって育もう?

自分をさらけ出せる、安心できる居場所や関係ってどうやって築ける?

 

それ以上にもっともっと考えたことは【自分について】でした。

 

この苦しさは、どうして苦しいんだろう?なにを変えたら前に進めるんだろう?

私は何が怖くって何にビビってるんだろう?本当ところ、どうしたいんだろう?

 

嫌われたくない。ダメな私をさらしたくない。

守ることに必死な私に

嫌いにならないよ。信頼しているよ。

スタッフさんはそう伝えてくれて、いつでもそばであたたかく見守ってくれました。

 

それなのにその期間は、

場に参加してくれている人を考えているふりをしながら、

 

人が自分から離れていくのが怖くて、

人を傷つけてしまうんじゃないかって自信がなくて、

自分のことでいっぱいいっぱいでした。

 

ありのままの自分を見せることもできず、

私はいいの・・・

 

そんな態度でいたから、

もっとあなたが知りたいのに、なんでそうやって遠ざけるの?

そんな風に参加者に叱られました。

 

優しく愛にあふれた人たちの手を、取ることも諦めることもできずに、モヤモヤとしていたことを覚えています。

 

―――――

 そんな時間を経て、

あれから私はどう変わったんだろう。そんな興味をもって参加しました。

涙① 彼の2年を思って。

 

2年前に一緒にサポーターをした仲間が、休学中私がインターンとして参加するプログラムに参加してくれました。

 

その子はその時間、私には話してくれるのに周りには自分の話をなかなかできず、

話せる人が増えたらいいなと思ってプログラムを紹介したのに、私にべったりでした。これでいいのだろうか・・・私はそんな風に悩んでいました。

 

彼の2年のすべてを知っているわけではないけれど、

今回の場で、どうして今の自分があるのかを高校生に一生懸命に話している姿を見て

 

以前のプログラム最終日の発表、私のそれまでの葛藤、距離を置いた時間、

そのすべてが一気に蘇りました。全部がつながり、ほっとしました。

 

ここまでの準備も当日もとっても心強かったのは彼がいてくれたからです。私が言葉で表現することを彼が行動で体現してくれました。この広がりが他のメンバーにも連鎖したのだと、そんな風に感じられました。

 

「かっこよかったです」そう言われているのをみて、憧れが連鎖していきますように。新たな願いが生まれました。

 

 

涙② 私の2年を思って。

 

2年前の私は、うまくいっていないことを周りのせいにしていました。

もっと回りがこうだといいのに。

私は頑張ってるのに。頑張ってるから見てよ。

そんな気持ちがあったように思います。

 

けれど、2年の中でいろんな人といろんな場を創るようになって、

何を大事にして、どう行動するのか。

お手本を見ながら、自分らしさを探し、いろんなことを試してきました。

 

私を見てよ。と思っていた私も、大きな大きな愛を受けて、見てもらっていると実感できるようになりました。けれど安心できる人のもとを離れてみると、私自身はなんにも変わってなくて・・・

それがまたショックでした。

 

そこから気づいたことは、

頑張ってるね。も

そのままでいいよ。も

 

自分自身に言ってあげたい言葉だったんだということでした。

 

少しずつ少しずつ時間をかけ、隠そうとしてきた自分の気持ちを開け放ち、それでいいよ。それもいいよ。そんな風に声をかけることができるようになりました。

 

新しい私に生まれ変われることはないけれど、過去の私に胸を張れるように。そう思うようになりました。

 

そんな私だから、I(あい)をもって高校生と等身大の話をし、共感したり、目の前の人の幸せを思って胸がいっぱいになりました。

 

2年前、

自分を不憫に思って流れたいった涙が

今は、

人を思って流れる涙になりました。

 

 

涙③ 彼のためにはまだまだだった私。

 

私というリーダーは、

決断力がなく、常に不安で、MTGを進行していても途中で思考が停止してしまうポンコツぶりです。完璧からは程遠い隙間だらけです。

 

そんな私が見ている世界は、参加者がいてその手前にサポーターさん(仲間)がいて、その手前に私のこころがあって、横眼では事務局や施設の方を見ていました。

 

この世界では、

自分がどんな状態か、

最高のパフォーマンスをできる状態にあるか

(最悪な状況は、人目を気にして、守りたいもののために思い切ったことができないこと)

 

そして、

仲間が何を考え感じているか

仲間が頑張りたいことを頑張れる状態にあるか

 

これらを叶えられる関係を築けるかどうかが大切になります。

その先に参加者が待っています。いい状態でいい関係で、参加者のために一緒に頑張りたいのです。

 

今回も、大切なことを大切にするための時間を割きました。

なんで今回参加しようと思っているの?

これを経て、どうなったらいいんだっけ?

 

企画に関するものから、

 

今の気持ちを教えてください。

裏で集まると気持ちのシェアをしてから解散していました。

(初日は早く寝たそうな雰囲気だったけれど、少しずつ、この時間に気持ちをぶつけてくれるようになっていきました)

 

 

それでも、まだまだでした。

仲間の一人は、最後まで自分はまだまだだ、悔しいって言っていました。

 

誰よりも高校生を想い、一生懸命だった彼の

ずっとどこか苦しそうな表情に

 

もっと何かできたんじゃないか

そんな悔しさと情けなさでいっぱいになりました。

 

 

最後まで一生懸命でいてくれてありがとう。

大切にしたいことを一緒に大切にしてくれてありがとう。

 

あなたを見ながら、

私はごめんなさいとありがとうでできてるなと感じました。

これまでたくさんの人を傷つける瞬間がありました。

無力な私を見放さず、手を貸してくれる人がいました。

 

あなたも手を伸ばしてもいいんだよ。

悔しいを休憩してもいいんだよ。

 

彼が、出会った高校生が、手を伸ばしたいと思った時に、その手を歓迎する優しさがありますように。

 

――――

 

いつの間にか、優しさをもらいながら

優しい世界を、優しいつながりを作る側になってきました。

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高校生とサポーターとのプログラム最後の時間。

 

ごめんなさいもありがとうも忘れずに失くさずに、

手の届くところから優しい関係を作り続けたいなあ。。。

 

よければ一緒に。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。そんな優しいあなたも含めて

みんなみんな、ぎゅーっと。らぶ。