ページを開いてくださりありがとうございます、ひーちゃんです。
なんでも話してね?
そう言ってくれた人に、なんでも話したいとはあんまり思えない。
私が素直じゃないから、言葉をまっすぐに受け取れないだけかもしれない。
お仕事をお休みする前、多くの人が何度も言ってくれた。けれど、話せなかった。みんなが力になろうとしてくれているのに。私からは、ありがとう。それしか言えなかった。
なんで話せないのだろう。どんな人に話したいと思うだろう。
感心して一緒に喜んでくれる
ひーは、それを望んでるんだ。
悲しみや悩みを必死に打ち消し誤魔化すことじゃない
私のために泣いてくれることでもない
それはすごいね、
それってすごいね、
眼の前のことに、前向きに、心を動かしてほしい(私もそうするから)
でもこの感度が、なかなか人と合わない。
私がする、誰かのための気遣いは、細かすぎて伝わらない。必要なの?と思われることも多い。
話しても伝わらなくて、悲しい気持ちになるくらいなら。と、話さなくなってしまう。
なんでも話してね?
話をしてほしい人にこの言葉を伝えるのはやめた。
「全体が上手く行ってないことをあなたが悪いと思う必要はないから困っていることを教えてね」
「自分では嬉しいと思っても、他の人の反応が薄いこともある。一緒に喜べる人でいたいと思ってるから、嬉しいことがあったら言ってね」
「私はこんなことで躓いたことがあってね。今、あなたはどう?」
手を貸し合えばどうにでもなることを独りで抱えなくていいように。
嬉しい話も悲しい話もしよう。
共有したら笑いになるね、って言っていよう。
そうありたい。
そんな風に後輩に関わっていたら、気づいてくれた人がいた。
「最近あの人が変化したなと思ったから伝えてみたら、ひーが言ったからって言ってたよ。なんて言ったの?」
そう聞いてくれた。
変化したことに気づいてくれたことも、
そのきっかけが私にあったと気づいてくれたことも、
私が使った魔法をおもしろがってくれたことも、
感心して一緒に喜んでくれる、それだった
今回みたいに、変化に繋がるコミュニケーションを取る力が持てているのは、たくさんのコミュニケーションを近くで見てきたからだと思うと、これまでの時間がとても愛おしく思えた。
背中を見せ続けてくれた人たちに、こんな喜びを共有できることもまた、幸せなこと。
このエピソードを伝えたら、天才だね、なんて喜んでくれる。
なんでも話してね??
なんて言われても全部は話さないんだろうけれど、
こうして一緒に心を動かしてくれる人に、話したいことはたくさんある。聞いてほしいことも。
正直言えば、些細な意識が伝わらないことでもどかしさを感じることの方が多い。
消耗だけしてしまうこともある。そんな意固地な気持ちも、幸せを感じられている今もまとめてぎゅっと。